理想的な歯並びとはどんなの?

辻󠄀野哲弘
2020/10/30

歯並びが気になって矯正するときに、きれいな仕上がりにしたいのは当たり前ですね。時間もお金も掛けるので、仕上がりが当然気になります。せっかく矯正するなら理想の歯並びにしたいと考えますが、理想の歯並びとはどのような状態なのでしょうか。

理想的な歯並びとは?

歯並びがきれいな人は、それだけで魅力が何割か増すような気がしますね。逆に考えると、歯並びが悪いと、魅力が減ってしまうということも…。思い切って矯正をしよう!理想の歯並びにしたい!と考えたときに、理想的な歯並びとはどのようなものなのでしょうか?

理想的な歯並びとは?

ひとことで「理想的な歯並び」といっても、どのような状態の歯並びが「理想的な歯並び」なのでしょうか?

理想的な歯並びとは、ただ単に歯列がきれいに並んでいるということだけでなく、歯の中心と顔の中心が合っていることも重要な要素です。きれいに歯が並んでいても、中心がずれていては、やはりバランスの悪さを感じてしまいます。

並びがきれいでも、いわゆる出っ歯の状態も、理想的な歯並びとは言えないでしょう。正面から見たときには一見きれいな歯並びに見えるかもしれませんね。

そのほかにも、歯の大きさのバランスも大切です。前歯だけが極端に大きい、歯と歯の間にすき間があるなど、歯の大きさのバランスが悪ければ、違和感を感じてしまいます。

このように、「理想的な歯並び」といっても、さまざまな要素があり、それらのバランスが取れていることが求められます。すべて完璧な状態はないでしょうが、少しでもきれいな歯並びになりたいと考えたときには、抑えておきたいポイントです。

もうひとつ考えておきたいことは、見た目にきれいなことはもちろんですが、歯の本来の目的である、「物を噛むこと」という機能がきちんとはたせなければ、見た目がどんなにきれいであっても、それは良い歯並びとは言えないでしょう。

理想的な噛み合わせとは?

噛み合わせの場合にも、理想的な歯並びと同じように、いくつかの要素があります。まず大前提として、反対咬合(受け口)ではないということがあります。

噛み合わせたときに、上の歯が下の歯を覆うように被さるのが正常な状態で、2~3mmほど被さるのがよい状態とされています。それ以上被さってしまうような状態は、「過蓋咬合」といって、噛み合わせが深すぎ、良い噛み合わせの状態ではありません。

そのほか、奥歯が均等に噛み合わさること、噛み合わせる、開けるを繰り返した時に、下の歯が上の前歯4本に当たりすぎないこと、顎を動かしたときに音が鳴ったり、違和感を感じたりすることがないなど、いろいろな要素があります。

ほかにも噛み合わせの要素はありますが、最低限先ほど挙げたものはクリアしていなければ、良い噛み合わせであるとは言えません。

歯並びや噛み合わせが悪いと、発音や、咀嚼に問題があることが多く、言葉が聞きづらい、食べ方が汚く感じられるなど、マイナスのイメージになってしまいます。

顔がかわいい、スタイルがいいなど、外見が良くても、歯並びを見たらがっかりした…、食べ方が汚かった…など、歯並びや噛み合わせが原因で印象が変わってしまうことがあります。

見た目がきれいなだけが理想の歯並びではない

いざ矯正をするとなったときに、見た目のきれいさだけを考えてしまいがちですが、歯としての機能も大切なことです。見た目がきれいでも、顎を動かすときに痛みや違和感があるなど、うまくかみ合っていない状態では理想の歯並びとは言えません。

審美的かつ機能的に問題のない歯並びが重要

見た目がきれいな歯並びは確かに憧れますが、歯の本来の役割を果たせることを考えなくてはいけません。見た目と、機能と、両方が整っている状態になることが思想の歯並びです。

矯正を考えるきっかけは人それぞれ違います。噛むことには問題がないけれども、見た目の歯並びの悪さを気にしている人、噛み合わせが悪く、なによりもまず噛み合わせの悪さを治療したいという人。

噛み合わせの悪さを解消すると、歯列が整うため、歯並びの悪さも解消されることがあります。見た目を整えるために矯正を始めるときには、見た目だけではなく、噛み合わせも考えたゴールを目指していかなければいけません。実際に、見た目だけを考えて治療した結果、噛み合わせがずれてしまった、というケースもあります。

「咀嚼(食べ物を噛む)する」という行為は、考えている以上に、健康に影響があります。「よく噛んで食べるといい」ということは、子供の頃からよく言われているという人が多いのではないでしょうか。

よく噛んで食べると、胃腸の働きを助けることだけでなく、脳にも刺激を与えています。刺激を与えることで、脳が活発に動くようになります。そのほかにも、唾液の分泌がよくなり、口腔内の自浄作用が高まるなど、歯そのものにもいい効果があります。

よく噛むためには、噛み合わせが重要です。噛み合わせの良し悪しは、健康に深く関わってくるのです。

歯並びが悪いことのデメリットとは?

歯並びが悪いことでのデメリットは、どのようなことがあるでしょうか?まず、見た目を気にする人が多いのではないかと思います。

歯並びが悪いことを気にして、口元を隠すようなしぐさが多くなってしまったり、人前で笑うことが気になってしまったり…。写真が嫌だという人もいます。写真に写るときにみんな笑顔になれるけど、自分は歯が見えてしまうのが嫌で、いつも一人だけ不自然な笑顔で写ってしまう…。

歯並びが悪いということをコンプレックスに思っている人はたくさんいます。笑顔がいいな、と思う人は大体歯並びがきれいなことが多く、よけいにコンプレックスが刺激されてしまいます。

このように悩みとして心理的な影響があるだけでなく、健康面で影響してくることもあります。

歯並びが悪いと、歯みがきの際の磨き残しが多くなってしまうことがあり、その結果、虫歯、口臭などの原因となってしまうます。将来的に歯周病のリスクも高くなり、歯を失ってしまうことになりかねません。

今は入れ歯の機能もよくなっているし…と思うかもしれませんが、入れ歯では自分の歯で噛むほどの力はなく、約3分の1ほどの力しかないといわれています。健康な人は、高齢になっても自分の歯が残っている本数が多いという傾向にあり、歯が健康であるといあうことは、身体の健康につながっていきます。

理想の歯並びは人それぞれ

周囲に歯並びのきれいな人がいると、「あの人のような歯並びになりたい」と思うかもしれませんね。でも、頑張って矯正しても、ああいう歯並びにはなれないみたい…とがっかりしている人もいるかもしれませんが、歯並びには骨格が関係してくるので、誰かにとって良い歯並びであっても、それが自分にとっても良い歯並びであるとは限りません。

ひとりひとり骨格が違うように、理想の歯並びは人それぞれ違いがあります。歯の大きさ、大きさのバランスにも違いがあり、「こんなふうになりたい!」と思っても、どうしてもかなわないこともあります。

理想の歯並びは、人によって違うもの。自分にとっての理想の歯並びを考えなければ、せっかくお金と時間をかけて矯正しても、満足できない仕上げになるかもしれません。

見た目がよく、噛み合わせもいい状態にするまでには、時間もかかるかもしれませんが、自分にとってのゴール地点をしっかりと考えることが、大切なことです。

矯正は時間もお金もかかり大変ですが、口元に対するコンプレックスが解消され、自信を持てるようになったり、健康面でもいいことがあったりと、たくさんのメリットがあります。自分なりの「理想の歯並び」を手に入れるために矯正をすることは心身に良い効果をもたらします。

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この記事の監修医

辻󠄀野哲弘 先生

つじのてつひろ

トリプルエープラスデンタルクリニック 院長

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