すきっ歯(空隙歯列)はレジンで埋められる?手軽にすきっ歯を治療する方法を解説

2020/10/14

歯と歯の間に隙間が空いている状態のすきっ歯をコンプレックスに感じている人は多くいます。そんなすきっ歯を治療する方法はさまざまあり、中でも歯を傷めることが少なく短期間で治療が完了するレジンを使って隙間を埋める方法があります。ハンドメイドなどにもよく使われているレジンですが、実際には歯科治療にも使われています。そんなレジンを使ってすきっ歯を埋める方法や、メリット・デメリットを紹介します。

すきっ歯(空隙歯列)ってなに?

すきっ歯は歯科用語で空隙歯列(くうげきしれつ)と呼ばれ、歯列の問題で歯と歯の間に隙間ができてしまう症状をいいます。特に前歯2本の間に空間ができることを、正中離開(せいちゅうりかい)と呼びます。

すきっ歯は見た目以外にも、虫歯になりやすいことや滑舌が悪くなるなど機能面でも問題があります。しかし、フランスなどの海外ではすきっ歯であることは「美人」や「幸運」と捉えれる国もあるので、国が変わるとすきっ歯であることの解釈も違います。

すきっ歯(空隙歯列)は治した方がいい4つの理由

すきっ歯は治した方がいい理由が機能面や衛生面で多々あります。永久歯は生涯共にする歯であり、永久歯がすきっ歯の場合は勝手に治ることはほとんどなく、自力で治すことも困難です。

歯周病や虫歯になるリスクが高まる

歯が小さく歯列全体に空隙歯列が見られる症例では、歯と歯の隙間に食べ物がつまりやすかったり、口の中が乾燥しやすいことで唾液による殺菌作用が弱まり歯周病や虫歯になるリスクが高まります。

滑舌が悪くなる

前歯に空隙歯列が見られる症例(正中離開)では、言葉を発音する際に空気が前歯の隙間からもれることで滑舌が悪く聞こえることがあります。

噛み合わせが悪くなる

すきっ歯は前歯だけでなく歯が小さいことで歯列全体や、奥歯の広範囲で隙間ができているケースもあります。その場合、食べ物が歯と歯の間に詰まりやすい以外に、食べ物をしっかり咀嚼することが難しいといった問題が起こります。このように奥歯がすきっ歯(空隙歯列)になっていると歯並びだけでなく、噛み合わせに問題がでる場合もあります。

すきっ歯治療に用いられるレジンとは?

ひと昔前まではレジンを使った歯科治療は、「すぐに取れる」「すぐに壊れる」などの理由であまり歯科医師の中では良いとされていませんでした。しかし、歯科治療に用いるレジンの研究や開発が進むにつれ、近年では多くの歯科治療でレジンが使われています。

すきっ歯治療にも使われるコンポジットレジン

コンポジットレジンは、セラミックを80%と合成樹脂を20%の割合で合成して作られています。すぐ割れるという印象が強かったコンポジットレジンですが、近年のものはほとんどがセラミックでできていて強度が強く壊れにくく、樹脂の扱いやすさと天然歯のような自然な見た目を兼ね備えています。

歯の欠けや虫歯治療などの保険診療でも扱われ、近年では接着力も上がったことで取れにくくなりました。そのため、歯の欠けや虫歯などによるすきっ歯の治療は、審美目的でなく治療目的と診断される可能性があるため保険適用で治療できる可能性があります。

コンポジットレジンを使うようになった背景

歯科治療の業界で重要な考え方にミニマムインターベーション(MI)という考え方があります。このMIは「出来るだけ患者さんの歯を残す治療を行う」という概念です。歯を出来るだけ削らずにコンポジットレジンを用いることは、MIの概念に合致しており、昨今の審美歯科治療にも多く用いられるようになりました。

バイブリッドセラミックを使って治療するダイレクトボンディングとは?

近年研究が進み、強度や接着力が上がったレジンですが、すきっ歯の治療にはどのように用いられるのでしょうか。レジンを使った空隙歯列治療ではダイレクトボンディングと呼ばれる方法が主流です。

ダイレクトボンディングですきっ歯を治療する方法

ダイレクトボンディングは、歯の表面に接着剤をつけて隙間が空いてしまっている箇所を継ぎ足して形作り隙間を埋める方法です。継ぎ目が目立たないようにレジンの色を調合し、形を整えてから硬化させます。型を取らずに治療が短期間で終わるなどのメリットがある反面、レジンはプラスチック樹脂を含むため経年劣化により取り替えが必要になることがデメリットとしてあげられます。

ほとんどの空隙歯列治療は保険が適用になりませんが、このダイレクトボンディングでは虫歯の治療などの場合に限り保険適用になることがあります。

レジンですきっ歯を埋めるメリット

  • 健康な歯を削らすに隙間を埋めることができる
  • 治療回数や通院回数が他の治療法に比べて圧倒的に少ない
  • ワイヤーやマウスピース型の矯正装置を用いる治療法に比べて費用が安い
  • レジンは経年劣化しても他の治療法と比べて経済的に何度でも取り替えやすい

レジンですきっ歯を埋める前に知っておきたいデメリット

  • 矯正治療のように歯並びや噛み合わせは治療できない
  • 噛み合わせや症状によっては適応できないケースがある
  • 耐久性や強度に欠けるため経年劣化などで取り替えが必要になる

レジンのように隙間を埋めるラミネートベニアとは?

レジン以外にもラミネートベニアというセラミックでできた材料を使って歯と歯の隙間を埋める治療法があります。

ラミネートベニアですきっ歯を埋める方法

歯の表面を少し削り、表面に薄いセラミックをつけ爪のように貼り付けることで歯と歯の隙間を埋める方法です。歯の削った表面全体をセラミックで覆うため、歯の色や形もナチュラルに整えることができます。

セラミックを使ってすきっ歯を埋めるメリット

  • レジンよりもポーセレン・ラミネートベニアの方が耐久性がある
  • 変色しにくい
  • 歯の形や色を整えることができる

すきっ歯を埋める前に知っておきたいラミネートベニアのデメリット

  • 健康な歯を削らなければいけない場合がある
  • 治療が完了するまでに2回〜5回通院する必要がある
  • 保険適用外で治療費は1本の歯につき10万円ほどと高額になる

すきっ歯を埋めるダイレクトボンディングのレジンとラミネートベニアのセラミックを比較

共通の注意点

どちらも前提としては隙間を埋めているだけであって歯列矯正や噛み合わせを改善しているわけではありません。基本的にすきっ歯(空隙歯列)で治療が可能ですが、空間が開きすぎているなどの症例では、前歯が不自然に大きくなることがあります。

また、隙間を埋めることはできても、出っ歯(上顎前突)など歯が生えている角度や向きに問題がある場合は、ダイレクトボンディングやラミネートベニアが適応できないこともあります。

安く短期間で済ませたいならレジン、美しさを求めるならセラミック

2mmほどのすきっ歯(空隙歯列)であればレジンを使ったダイレクトボンディングと、セラミックを使ったラミネートベニアのどちらも治療が可能です。出来るだけ費用をかけずに短期間で隙間を埋めるだけであれば、コンポジットレジンを用いて簡単に隙間を埋めることが最も適しています。

歯に茶色っぽい線が入っているエナメル質形成不全や、歯が透けるホワイトスポットなどがある状態を改善したい場合など、より美しさを求めるのであれば、ナチュラルに歯の色や形を改善できるポーセレン・ラミネートベニアが向いています。

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