下の歯の部分矯正はできる?部分矯正の方法や適応症例について詳しく解説!

2020/10/27

歯列矯正は上下すべての歯を動かさずに部分的に矯正して歯並びを整えることも可能です。八重歯だけを治したり、上の歯または下の歯並びだけを整えることもできます。部分矯正のメリットデメリットや、流れについて詳しく解説していきます。

部分矯正でできること

歯列矯正と聞くと、上下すべての歯並びを治すイメージが強いですが、部分矯正で歯並びの一部分だけを整えることも可能です。「目立つ前の歯だけ治したい」「八重歯を矯正したい」など、気になる部分だけ歯列矯正ができます。

症例によってはすべての歯を矯正治療して歯並びだけでなく噛み合わせなどを整える必要がありますが、軽度の症例の場合は、部分矯正で気になるところだけを矯正することができます。

部分矯正で治療が完了するかどうかは、歯科医師が精密検査をして判断します。使用する矯正装置は歯列全体を整える矯正治療とほとんど変わりません。歯列の治す必要がある部分だけにワイヤー矯正装置を装着したり、部分矯正に特化したマウスピース矯正での治療も可能です。

部分矯正で治せる症状は以下のようなものです。

2〜3本から治療ができる

部分矯正は2〜3本の歯だけでも治せます。そのため、「全体の歯並びは悪くないけれど、目立つ前歯だけ治したい」、「1本歯が飛び出てしまっている」、「部分的に歯がデコボコしている」、「下の奥歯だけ治したい」と言ったピンポイントで気になる歯だけを矯正できます。

また上あごや下あごのどちらかのみを矯正することも可能です。

歯の隙間をなくす

歯の隙間がある箇所を部分矯正で整えられます。前歯の隙間や上あごだけの部分矯正、もしくは下あごだけ矯正してすきっ歯を治すことができます。

矯正治療後の後戻りの修正

以前、全体矯正を完了して後戻りをしてしまった場合、部分矯正で修正できます。

歯列矯正の治療が終了しても、「リテーナー」という装置を装着し続ける必要があります。矯正治療は「動的治療」と言われていて、歯を積極的にきれいな歯並びへと動かします。

治療が終了した後のリテーナーを使う期間は、「保定期間」と呼ばれ、動かして整えた歯並びを安定させる期間になります。治療して歯並びがきれいになっても、歯は動きやすい状態なので元に戻ろうとします。そのため歯科医師の指示に従い、リテーナーを装着することがとても重要になってきます。

一般的にリテーナー は1日20時間程度、矯正期間と同じ程度の期間装着が必要と言われています。ただし矯正装置とは異なり、リテーナーは取り外しができるので、つい「見た目の歯並びがきれいになったから」とリテーナーをさぼってしまう人も少なくありません。

リテーナーを装着する時間が足りず後戻りした歯並びは、程度によっては部分矯正で治すことができます。

部分矯正のメリット

部分矯正のメリットについて紹介します。

治療期間が短い

部分的に歯を動かすだけなので、すべての歯の矯正治療よりも期間が短くて済みます。全体矯正の治療の場合2〜3年ほどかかりますが、部分矯正なら、数か月で治療が終了するケースもあります。

「就職活動の前に、前歯を整えたい」、「結婚式までに歯並びをきれいにしたい」など、期間が決まっている人で気になる部分だけを矯正したい場合に部分矯正は最適です。

費用が安い

矯正治療は保険が効きません。症例や選択する矯正方法、通う歯科医院によっても金額が異なりますが、全体矯正は約70〜100万円が相場なのに対して、部分矯正であれば約35〜60万円が相場となっており、全体矯正より費用が安くて済みます。

部分矯正のデメリット

部分矯正にもデメリットがあります。

噛み合わせの調整はできない

部分矯正は、審美的に一部分の歯並びを整える治療法です。歯の噛み合わせは調整できません。噛み合わせが合わないことが原因で、うまくものが咀嚼できない、慢性的な頭痛や肩こりがある、または顎関節症を発症している人などは部分矯正は適しません。

また、適応しない症例で無理に部分矯正をすると特定の歯に力が入るようになり、噛み合わせが悪くなったり全体の歯並びがずれてしまうといったリスクもあります。

部分矯正できる矯正方法

部分矯正できる矯正方法はいくつかあります。治したい歯やその周辺の歯の状態や、矯正期間、費用なども合わせて歯科医師と相談して最適な治療方法を選びましょう。

表側矯正

歯の表側にブラケットという装置とワイヤーをつけて歯並びを矯正します。従来からある矯正方法です。メタル(金属)製のブラケットやワイヤーを使う方法は、他の素材を使った矯正費用よりも安く丈夫であるという特徴があります。しかし、口を開くとすぐに矯正していることがわかってしまうため、審美性には優れていません。

白色や透明のセラミックやプラスチック性のブラケットを使用したり、ワイヤーをホワイトにすることで目立ちにくくできます。歯科医院にもよりますが、セラミックやプラスチックのブラケットとホワイトワイヤーを使用した表側矯正の方が、メタルブラケットや銀色のワイヤーを使用した場合よりも費用が高くなります。

裏側矯正

歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。矯正していることが周囲の人にはわからないメリットがあります。歯列矯正の目立つ装置が精神的に負担で、部分矯正をやるべきか悩んでいる人や、接客業などで表側矯正はできないという人は裏側矯正がおすすめです。

ただし裏側矯正の費用は、表側矯正の約1.5倍ほどかかると言われています。

マウスピース矯正

自分の歯並びを元にマウスピースを作って装着することで矯正する方法です。マウスピースは透明なため、矯正していることが周囲の人にわかりにくい方法です。また、表側矯正や裏側矯正とは違い、自由に着脱できるため食事や歯磨きのときは外せます。マウスピースは、2週間ごとに新しいものに取り替えるので清潔な状態を保てます。

マウスピース矯正も裏側矯正と同様に審美性に優れていて矯正装置を装着しているのが目立ちません。その上、費用は表側矯正とほぼ変わらない価格で矯正ができます。

下の歯におすすめの部分矯正

下の歯を部分矯正する場合、表側矯正でも目立たない場合があります。下の歯は口を思い切り開けないと笑っても矯正装置が見えません。そのため、費用が比較的安くて、ほぼすべての不正咬合に対応できる表側矯正が適しているケースが多くあります。

下の歯だけを部分矯正する場合の流れも全体矯正する場合とほぼ変わりません。カウンセリングで患者自身が希望や予算を伝えた上で歯科医師が最適な治療方法を提案し、矯正治療を行います。治療期間中の通院の回数は、どの矯正方法を選ぶかによって変わってきます。

まとめ

部分矯正は上下どちらかの歯列のみを矯正することも可能なため、下の歯だけ矯正したい場合にも十分適応できます。また、全体矯正と比べて部分的に矯正するぶん矯正期間が短く済み、費用も安く抑えられます。

噛み合わせや歯並び全体は悪くなく部分的に歯列を整えたい人や、期間を決めて目立つ部分だけ歯並びを整えたい人、一度全体の矯正をしたけれど後戻りしてしまった人などに適しています。

しかし、部分矯正ができない症例や、部分矯正ではない方法で矯正した方がいい歯並びもあるため、まずは歯科医師に相談してみましょう。歯科医師の判断や技術、実績などによっても提案される治療方法が変わってきますので、複数の歯科医院でカウンセリングを受けることをお勧めします。

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