出っ歯を歯科矯正で治す方法は?出っ歯の原因と治療法を詳しく解説!

2020/10/28

不正咬合の種類はたくさんあります。歯並びの悪さは審美性だけでなく、体のさまざまな部分に不調や不具合を引き起こします。今回は不正咬合の一つ、出っ歯の原因や矯正方法について詳しく解説します。

出っ歯とは

出っ歯は上の前歯が下の前歯より出ている状態を言います。出っ歯には大きく分けると、骨格の影響による出っ歯と歯並びによる出っ歯の2つのタイプがあります。

骨格性上顎前突

あごの骨の形状に起因する出っ歯を骨格性上顎前突と言います。上あごの骨自体が下あごよりも前に突出しているために上の前歯が出ている状態です。また、下あごの骨が通常よりも小さかったり奥にある場合も同様に出っ歯になります。

日本人は欧米人に比べて下あごがあまり発達しないまま成人する人が多く、出っ歯になりやすい人種といわれています。

歯槽性上顎前突

あごの骨格自体は正常でも、歯の生え方が原因で出っ歯になる場合もあります。歯槽性上顎前突は、上の前歯が外側に向かって傾斜して生えている状態の出っ歯を言います。また、下の歯が内側に向かって傾斜して生えている場合も上の前歯が出ているように見えて出っ歯となります。

骨格性と歯槽性の両方を併発している混合タイプの上顎前突のケースも多く見られます。上の前歯と下の前歯の差が4mm以上あると出っ歯と診断されます。

出っ歯の原因

出っ歯になる原因にはさまざまあります。詳しく説明していきます。

遺伝的な要因

あごの形状や骨格、歯の大きさなどが遺伝して出っ歯になる場合があります。親のどちらかが出っ歯の場合、子どもが出っ歯になる確率は高くなります。

歯が大きい

前歯が大きいとすべての永久歯があごの大きさに収まらず、前歯が前面に出てくる場合があり出っ歯になります。

指しゃぶり

乳幼児期に長く指しゃぶりをするクセがあった人は出っ歯になることがあります。3歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合、出っ歯のリスクが高まります。また、爪を噛むクセも出っ歯の原因となります。

舌癖

舌で前歯を押すクセがある場合、徐々に前歯の角度が前に傾き出っ歯になります。唇を噛むクセも出っ歯の原因となります。

上下のあごのバランス

上あごの骨が通常より前に出ていたり、下あごの骨が小さかったり通常より奥に位置するなど、あごのバランスが悪いと出っ歯になることがあります。これが骨格性上顎前突の原因です。

出っ歯の影響

矯正治療は保険が使えないため費用が高額になる場合も多く、歯並びが悪くても放置している人が少なくありません。出っ歯を治療しないと口腔内だけではなく、全身にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。

歯周病になりやすい

出っ歯は、口がしっかり閉じないため、口呼吸になりやすくなります。口腔内が乾燥するため唾液の分泌量が足りず唾液が持つ殺菌効果弱まり、歯周病や虫歯になりやすくなります。また、風邪を引きやすくなる場合もあります。

歯が悪くなりやすい

前歯がしっかり噛み合わないため、食事の際に他の歯や奥歯で咀嚼するしかなく、一部の歯やあごに不自然に力が入ります。そのため、歯の消耗が激しく歯が欠けたり脆くなるなど歯の寿命が短くなります。

胃腸に負担がかかる

出っ歯は、噛み合わせが悪く十分に咀嚼できないためよく噛まずに食べ物を飲み込む傾向にあり胃腸に負担がかかります。

怪我の原因になる

出っ歯を放置すると、体がぶつかり合うようなスポーツで怪我をするリスクが高まります。通常の歯並びであればぶつかっても歯全体で衝撃を受けますが、出っ歯の場合は、前歯で衝撃を受け止めるので歯が破損したり脱臼したりする危険性があります。

バスケットボールやバレーボール、野球、サッカー、他にも歯の怪我に繋がりやすい接触の多いスポーツをする人は、早めに矯正で出っ歯を治した方が安心です。

出っ歯を治す方法

出っ歯を治す矯正法を紹介します。いくつか方法があるので、歯科医師と相談して自身の歯並びの状態にあった治療法で矯正しましょう。

表側矯正

一般的な矯正方法です。歯の表側にブラケットという装置とワイヤーをつけて歯を動かします。ブラケットは、金属のものだけでなくセラミックやプラスチック素材の白色や透明のものもあります。

また、ワイヤーも白色のホワイトワイヤーがあるので、「ワイヤー矯正をしているときの見た目がいや」という人は、白色か透明のブラケットとホワイトワイヤーを選ぶと非常に目立ちにくくなります。

金属のブラケットを使用した方が費用が安くなりますが、歯科医院によっては金属でもセラミックやプラスチックでも同じ料金で矯正を行っているところもあります。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて矯正する方法です。表側矯正は、人と話したり食事をするときにすぐに矯正していることがわかりますが、裏側矯正はほとんど矯正装置が見えないため審美性に優れています。

また、歯は矯正装置がある方向に動く性質があるため、歯の裏側に装置をつける裏側矯正は、前に出ている出っ歯の前歯を奥に引き込みやすいという特性があります。表側矯正よりも裏側矯正の方が高い技術を必要とするため費用も高額になりますが、矯正装置が目立たず出っ歯に向いている矯正方法と言えます。

さらに表側矯正も裏側矯正も部分矯正が可能です。上下あごのどちらかだけ、または前歯だけを矯正できるので、あごの骨格や噛み合わせに問題がない歯槽性上顎前突の場合は部分矯正で済むこともあります。

部分矯正の方が、治療期間が短く費用も安く抑えることができますが、適応症例に限りがあるため歯科医師に適応かどうか診断してもらう必要があります。

マウスピース矯正

自分の歯型を元に透明なマウスピースを作成し、それを装着して歯並びを整える治療法です。こちらも透明なため目立ちません。ワイヤー矯正とは違い、患者自身でマウスピースの着脱ができるため、外してから食事や歯磨きを行えるので日常生活に支障の少ない治療法です。

ただし、1日約20時間以上装着する必要があり、歯科医師の指示通りに装着していないと治療の効果が十分に出なかったり、治療期間が当初の計画よりも長くなったりする恐れがあるため患者自身がしっかり装着時間を自己管理しなければいけません。

重度の出っ歯の場合

骨格性上顎前突の中には、顎変形症などの顎を切る外科手術を必要とする重度の症例もあるため、そういった症例の場合は、外科手術の前後に上記のワイヤー矯正やマウスピース矯正を行って治療するケースがあります。

しかし、外科手術は患者にとって負担が大きいため、適応できる場合は歯科矯正用アンカースクリューという小型のネジを使ったインプラント矯正という方法で手術を回避して治療するケースも増えています。

矯正後のリテーナーも忘れずに

矯正治療が終了したら、リテーナーをつける保定期間があります。矯正装置を外したばかりは歯が動きやすく不安定で歯は元の位置に戻ろうとするため、安定させるために矯正治療と同程度の期間リテーナーの装着が必要です。

リテーナーをつけ忘れると歯並びが後戻りする場合もあるため、歯科医師の指示どおり装着しましょう。

まとめ

出っ歯は、日本人に多い不正咬合の一つです。放置すると全身にさまざまな悪影響があるので、軽度の出っ歯でも治した方がいいでしょう。治療法は表側矯正や裏側矯正、マウスピース矯正などがあります。

歯科医師と相談して、自身の出っ歯の種類や状態によって最適な治療法を選択して下さい。矯正治療後の保定期間も綺麗な歯並びを保つためには矯正治療と同じくらい重要です。

きれいな歯並びを長く維持するために、歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着しましょう。

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