リテーナーをさぼったらどうなるの?装着の重要性とよくあるトラブルを解説

2020/10/15

矯正治療が終了したら、そのままずっときれいな歯並びを維持できるわけではありません。リテーナーと呼ばれる装置をつける必要があります。リテーナーをつけないと矯正した歯はどうなるのか、リテーナーの効果や装着することの重要性を詳しく解説します。

リテーナーとは?


矯正治療が終了した後にリテーナーをつける保定期間があります。どんな矯正治療でも必ず保定期間は必要です。「歯並びを治す治療は矯正治療」と多くの人が思っていますが、実はその後の保定期間も矯正治療と同じくらい重要です。

リテーナーはいくつか種類があり、歯並びの状態や患者の希望なども考慮して歯科医師が選びます。多くの歯科医院では矯正治療費のなかにリテーナー作成も含まれています。

リテーナーを使用している間も通院が必要です。装置の様子や歯並びの状態などを定期的に主治医がチェックします。リテーナーを使い始めてから最初の数か月は月に一度、その後様子をみながら2〜3か月に一度、半年に一度と通院の間隔は空いていきます。

個人差がありますが2年ほどで通院は終了します。通院しなくなっても夜だけリテーナーをつける習慣を続けるときれいな歯並びをより長くキープできます。通院費用は、矯正治療費に含まれないところが多いです。

矯正した歯並びを安定させる

矯正治療した歯並びは、治療が終了しても歯の根の部分の骨が固定していないので不安定な状態です。何もつけずにいると、歯はもとの位置に戻ろうとします。リテーナーを使って動きやすい歯を固定しなければいけません。

特に治療終了直後の半年は、歯がとても動きやすい時期で半日リテーナーをつけなかっただけで、歯が動いてしまうことも。リテーナーは1日20時間以上装着する必要があります。食事と歯磨き以外は装着する習慣をつけてください。

歯並びが安定してくると、リテーナーをつける時間は徐々に減っていきます。最終的には、夜寝るときだけ装着すればいい状態になります。

取り外しができる

リテーナーにはさまざま種類がありますが、多くは患者が自由に取り外しできます。食事のときは外せるので、噛み合わせを整えた自分の歯で好きなものを食べられます。糖分や酸を含んだ飲み物を飲むときも外しましょう。

また歯磨きも外して行えるので、奥歯や歯の裏側までしっかり磨けて、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。

痛みはない

矯正装置は歯を動かすための装置なので、歯が動くときに痛みを感じますが、リテーナーは、歯を固定させるための装置なので、着脱するときに痛みはありません。

矯正期間と同じくらいの間装着する必要がある

リテーナーは矯正治療にかかった時間と同じくらい装着する必要があります。一般的には1年〜3年と言われていますが、成人になってからの矯正治療の場合は半永久的に使用しなければいけないケースもあります。

歯が安定してくると、リテーナーをつける間隔も空いてきます。保定期間中も通院して、リテーナーの状態や口腔内の検診を受けるので、歯科医師の判断に従って、指示がある間はつけるようにしてください。

また保定期間の通院が終わっても、リテーナーをつけていた方がきれいな歯並びを維持できます。

リテーナーの効果

リテーナーは、歯の後戻りを防ぐ役割があります。矯正装置のようにずっと歯を固定するのではなく、食事や歯磨きで取り外しが自由にできる程度、余裕を持たせながら歯並びを安定させます。

矯正治療で動かした歯が、ゆっくり時間をかけて定着していくと共に、リテーナーの装着時間は短くなっていきます。ただし歯並びの状態によって、リテーナーの装着時間や期間は個人差があります。

リテーナーの種類

リテーナーにはいくつか種類があります。矯正した場所や歯の状態、また患者の希望なども聞いて歯科医師が適切なリテーナーを選んでくれます。リテーナーを使用してみて、使いづらかったり他のリテーナーに変えたい場合は、歯科医師に相談してみましょう。

ホーレータイプ

ホーレータイプは後戻りがしやすい前歯を重点的に固定するタイプです。前歯の表側にワイヤーを通します。取り外し可能です。

ベックタイプ

ワイヤーですべての歯の表面を固定しながら歯茎を裏側からプラスチックで覆うタイプです。こちらも取り外し可能です。一般的なリテーナー で、抜歯を伴う矯正治療をした後に多く使われます。

クリアリテーナー

透明なマウスピースタイプのリテーナーです。こちらも取り外しができます。透明なので、目立ちにくく、表面のワイヤーが気になる人や、仕事柄、表側にワイヤーが見えるリテーナーが使えない人でもつけられます。

薄いアクリル製の樹脂やラバー素材が使われています。審美性に優れていますが、着脱のとき破損したり、歯軋りや噛み締める力で壊れやすいデメリットがあります。

フィックスタイプ

取り外せないリテーナーです。歯の裏側に専用の接着剤を使ってワイヤーを通すので目立ちにくいというメリットがあります。取り外しできるリテーナーは便利ですが、上の歯のリテーナーは特に口を開けると目立ちます。

フィックスタイプは、裏側で取り外しタイプより装置が小さいので装着していることが目立ちにくいメリットがあります。しかし、ワイヤー矯正と一緒で、歯垢がたまりやすいので、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

リテーナー装着期間のトラブル


リテーナーをつける保定期間でよくあるトラブルを紹介します。

リテーナーをさぼった

矯正装置が外れて治療が終了すると、歯並びが整っているので、ついリテーナーをつけるのを忘れたりさぼってしまう人がいます。さぼってしまうと後戻りを起こしてしまいます。

しかし、特に治療が終了した直後は歯が安定せず動きやすい状態で、リテーナーを半日〜1日つけなかっただけでも後戻りすることもあります。後戻りしてしまうとリテーナーが合わなくなったり、歯並びや噛み合わせが悪くなったりします。

場合によっては、矯正装置を使った再治療が必要になることもあります。再治療には、別に費用がかかってしまいます。

リテーナーを紛失した

リテーナーを失くしてしまった場合、再度作り直さなければいけません。なるべく早く歯科医師に相談し、リテーナーを作ってもらいましょう。装着しない時間が長くなればなるほど歯が後戻りしてしまいます。

リテーナーが壊れた

リテーナーが壊れてしまった場合も、作り直す必要があります。特にマウスピースタイプのリテーナーは、薄い素材なので、壊れやすく着脱で割れてしまうこともあります。またリテーナーは長く使用するものなので、使っていくうちに劣化してしまうこともあります。

リテーナーの効果を維持するためにも定期的に作りかえたり、予備を作って保持しておくのもいいでしょう。

リテーナーのメンテナンス方法

リテーナーは、毎日長時間装着するものなので、清潔に使用するためにメンテナンスは欠かせません。リテーナーを洗うときは、専用の洗浄液に30分ほど浸けましょう。長く浸けすぎるとリテーナーの金属部分が溶けたり、破損したりします。説明書の通りに使用してください。

まとめ

リテーナーは矯正治療して整った歯並びを馴染ませ、固定させるために必要な装置です。矯正期間と同程度装着する必要があります。さぼってしまうと歯が後戻りし、せっかく整えた歯並びが悪くなってしまいます。必ず、歯科医師の指示に従い、装着時間と期間を守ってください。

リテーナーを長く使うほど、きれいな歯並びを維持できます。

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