インビザライン矯正は虫歯が心配?虫歯治療とインビザライン矯正について徹底解説

大前正範
2020/09/30

従来のワイヤーとブラケットを用いた矯正治療に比べ、見た目を気にせず歯科矯正ができることで近年人気のインビザライン(マウスピース型歯科矯正装置)。歯や歯茎全体を覆う透明な装置なので、ほとんど誰にも気づかれずに歯並びを整えるなどの矯正治療が可能です。

長時間マウスピースを装着する必要があるインビザラインについて、「虫歯があるけどできるかな?」「矯正治療は虫歯ができやすいって本当?」「もし矯正治療中に虫歯ができたらどうするの?」などの疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、インビザライン矯正で気になる虫歯について解説します。

インビザライン矯正とは?

インビラサインとは従来のワイヤー矯正とは全く異なる、透明なマウスピース型をした歯科矯正装置です。「歯並びを直したいけど歯科矯正は見た目に抵抗がある…。」という方でも、安心して治療を受けられるため近年注目されています。

インビザラインはマウスピースの着脱が自由にできるので、食事や歯磨きのときは取り外し、普段と変わらない食事や歯磨きをすることが可能です。矯正装置を気にせず歯を見せて笑えるため、人前に出る機会の多い職業の方には特におすすめできる新しい歯科矯正の方法です。

虫歯があってもインビザライン矯正はできる?

虫歯がある場合は、虫歯治療を終わらせてから矯正治療を始めるのが一般的です。そのためインビザラインを始めたいと思って歯科医院に行っても、虫歯があるとそちらの治療を優先して行う必要があるため、思ったより矯正治療が始まるまでに時間がかかる場合があります。

虫歯治療を全て終わらせてから矯正治療を始める

インビザライン矯正で使用される全てのマウスピースは、最初の段階でスキャンした歯型や口内の情報をもとに作成されます。アメリカのインビザライン社に送られた歯型などの情報をもとに、矯正治療開始から終了までに日いる全てのマウスピースが作られ日本に届けられます。つまり大きな虫歯治療により矯正治療途中で歯の形が変わってしまうと、治療に使うマウスピースが合わなくなってしまう可能性があるのです。

マウスピースが合わなくなってしまうと、治療のやり直しには追加の治療費や通院に時間がかかり計画通りに矯正治療が進まなくなります。そのため、虫歯がある場合はインビザラインを始める前に治療を済ませておく必要があります。

インビザライン矯正は虫歯になりやすいの?

「矯正治療は虫歯になりやすいのでは?」と心配されている方もいるのではないでしょうか。従来のワイヤーとブラケットを使った矯正治療では、ブラケットの周辺に汚れが溜まりやすかったり、ワイヤーに食べ物が詰まったりと、口内ケアが難しいこともあります。

しかし、マウスピース型のインビザライン矯正では、歯磨きや食事の際に矯正装置を取り外すことができるので、ワイヤー矯正で多くあった口内トラブルはかなり解消されています。

インビザライン矯正は着脱可能で口内を清潔に保ちやすい

歯1本1本についたブラケットを丁寧に磨き上げる必要があるワイヤー型矯正では、毎日の歯磨きの負担が増えたりしっかり歯を磨けていなかったりと、結果的に虫歯や歯周病が起こりやすくなっていました。

しかし、インビザラインの最大の特徴である取り外し可能なマウスピース型矯正装置により、矯正治療以前と同様に歯磨きや糸ようじなどの口内ケアが可能なので、ワイヤー型矯正と比べると非常に口内を清潔に保ちやすいです。

マウスピースは使い捨てで衛生的

インビザラインではマウスピースを使って少しずつ歯を移動するため、約2週間に1回マウスピースを新しいものに交換します。長期間同じ装置を使い続けるワイヤー型矯正と比べると、短期間で使い捨てができるインビザラインは衛生的です。

インビザライン使用中に虫歯治療はできる?

どれだけ矯正前に虫歯治療や予防を済ませていても、長期間の矯正治療中に虫歯ができてしまうことはあります。丁寧に歯磨きや糸ようじ(デンタルフロス)などを行い、口内を清潔にしていても虫歯になる可能性はゼロではありません。ではインビザライン矯正中に虫歯になったらどうすればいいのでしょうか。

虫歯の大きさによって矯正中でも治療ができる

虫歯の大きさなど進行具合よっては、インビザライン矯正中であっても虫歯治療が可能です。例えば歯を削る量が少なく、歯の形が大きく変わらない詰め物や被せ物による虫歯の治療はインビザライン矯正中でも問題なく治療ができます。

歯形が大きく変わる虫歯治療は難しい

大きく歯を削り、詰め物や被せ物をするなどの治療が必要な虫歯は、矯正中の治療が困難な場合があります。歯の形が大きく変化してしまうと、すでにオーダーメイドで作られているマウスピースが合わなくなってしまうからです。

もしもマウスピースが合わなくなってしまったら、歯型など口内のデータを新しく取り直し、再度マウスピースを作る必要があります。矯正治療が計画通りに進まず、期間が長引いたり通院の回数が増えたりするので、歯を大きく削る治療は必ず矯正治療前に行いましょう。

インビザラインは虫歯の治療がしやすい

従来のワイヤー・ブラケット型の矯正治療では、ワイヤーなど矯正装置の取り外しが簡単ではないため、小さな虫歯であっても治療が難しい場合がありました。インビザライン矯正では自由にマウスピースの着脱が可能なので虫歯治療がしやすく、虫歯治療を円滑に行うのであればワイヤー矯正よりもインビザラインが向いています。

また、歯列矯正により今まで隠れていた小さな虫歯が出てくるケースも珍しくありません。長期間の矯正治療を成功させるためにも、虫歯ができやすい方はインビザラインがおすすめです。

インビザライン矯正治療中はしっかり虫歯予防をしよう

マウスピースを取り外して口内ケアをできるのはインビザラインの大きなメリットです。矯正治療中は虫歯ができないように普段以上にお口やマウスピースのケアを心がけましょう。

虫歯予防1:フッ素入りの歯磨き粉で歯を守る

虫歯予防に効果的なフッ素は、唾液に含まれるカルシウムが歯に付着する働きを助け、歯を強くする効果があります。就寝時は唾液の分泌量が減るため、夜の歯磨きにフッ素入りの歯磨き粉を使うと効果的です。

虫歯予防2:糸ようじ(デンタルフロス)を使って歯を清潔にする

いくら虫歯治療を事前に済ませて虫歯ができないように歯磨きをしても新たに虫歯ができることはあります。それは、どれだけ丁寧に時間をかけて歯磨きをしても、歯ブラシの毛先は歯と歯の間には届かないため、汚れや歯垢を全て取り除くことはできないからです。

3分間の歯磨きでの歯垢除去率は60%なのに対し、糸ようじと歯磨きをどちらもすることで歯垢除去率は80%になると報告されています。歯磨きと一緒に糸ようじも行うことで、虫歯になるリスクを大幅に減らすことが可能です。

虫歯予防3:アタッチメントは入念に歯磨きを行う

アタッチメントとは、歯の表面につける樹脂製のパーツでインビザライン矯正では補助的な装置として用いられます。インビザラインの特徴であるアタッチメントは、小さな突起状になっているため周囲に汚れが溜まりやすいです。歯磨きをする際は、アタッチメント周辺を特に入念にケアするようにしましょう。

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この記事の監修医

大前正範 先生

おおまえまさのり

北歯科医院 院長

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