インビザラインで出っ歯は治らない?インビザラインの出っ歯治療について解説!

大前正範
2020/10/30

ここ数年で定着している矯正方法の1つ、インビザライン。

取り外しが可能な透明のマウスピースによる矯正ですが、治療を検討していても検索ワードに出てくる「インビザライン 出っ歯 治らない」と言うキーワードで不安になる方も多いのではないでしょうか。

インビザラインでの出っ歯の治療について解説していきます。

インビザラインで出っ歯は治る

出っ歯の場合、インビザラインでは本当に治療ができないのでしょうか?インビザラインで出っ歯は治らないと聞くのは一体なぜなのでしょう?

インビザラインで出っ歯は治らないの?

歯の傾斜による出っ歯の場合は、基本的には綺麗に治ります。

しかし、出っ歯の状態が重度の場合や骨格に原因があるケースは、インビザラインのみの治療では難しく、ワイヤー矯正や外科矯正との併用が必要となってくる場合もあります。

インビザラインでは出っ歯が治らないと言われる原因

「インビザラインでは出っ歯が治らない」と言われてしまう理由はその歴史の浅さにあります。ワイヤー矯正は日本で1950年頃から治療が行われている一方で、インビザラインの治療が日本で開始されたのは2006年です。歴史の長いワイヤー矯正の治療法は昔から確立されているのに比べ、歴史の短いインビザラインの治療法は、まだ確立されいない時期が最近まであったのです。

しかし現在は多くの症例データが集まっており、それによりしっかりと治すことができるようになりました。

矯正をすることで横顔は綺麗になるの?

矯正をすることで歯並びはもちろん綺麗に整います。

それに伴い横顔も綺麗になります。歯が中に入ることで唇も中に入り、出ていた口元がおさまり、横顔が綺麗になるという仕組みです。

横顔の綺麗さを考えるうえで重要なのがEラインです。

鼻先と顎先を結んだラインのことで、唇がこのラインのやや内側にある状態が理想的な美しい横顔と言われています。矯正治療をすることで、Eラインが理想的な状態になるかならないかは出っ歯の根本的な原因によります。上顎の骨自体が前に出ている場合は、残念ながら歯科矯正だけで綺麗なEラインを手に入れるのは難しいでしょう。しかしこの場合でも、外科処置と併用する外科矯正を行うことで綺麗なEラインを作ることができます。

インビザラインでの出っ歯の治療法とは

インビザラインでの治療法について説明していきます。

抜歯をする場合

インビザラインで抜歯をする場合の治療法は、歯を抜いたところにできる隙間を使い、出ている歯を中に入れて治していきます。

一般的には、抜歯する歯は4番の小臼歯です。(前歯から奥に数えて4番目、最初の丸い歯)なぜ4番目なのかというと、前歯と奥歯のちょうど中間にあり、ここにスペースを作ることで歯全体の移動量が最も少なくなるからです。また、「食べ物を噛み切るための前歯」「すり潰すための奥歯」というように役割を分けた際、4番のこの小臼歯が多少なり他より役割が少ない、というのも理由のひとつにあたります。

歯の状態が重度の症状の場合は、歯を抜いたほうが綺麗に収まる場合が多いです。

抜歯をしない場合

一方でインビザラインで抜歯をしない場合の治療法は、奥歯を順に後ろに移動させ隙間を作っていきます。1番奥の歯をさらに後ろへ動かし、できた隙間にその隣の歯を動かしていき、隙間を前歯に集めます。この隙間を利用して出っ歯を治していきます。

しかし、歯を動かすことには限界があります。その場合は、歯と歯の間をわずかに削ることもあります。削ることで歯を動かすスペースを作ることができます。

インビザラインの治療期間と費用

インビザラインで出っ歯を治療した場合の治療期間と費用相場について解説します。

インビザラインでの出っ歯の治療期間はどれくらい?

歯の状態や原因によりますが、おおよそ2〜3年で治療が終了することが多いです。

軽度の場合は1年前後で治療が終わる場合もあります。また、治療期間に関してはマウスピース矯正とワイヤー矯正では大きな違いはありません。

インビザラインの治療費はどれくらい?

インビザラインの矯正治療費は、部分矯正なのか全体矯正なのかによって異なります。

部分矯正の治療費の相場は40〜50万円、全体矯正の場合は80〜130万円です。クリニックによって、治療毎の処置料金や調整料金がかかるところもあればそうではないところもあります。

また、矯正の治療費は保険適応外で自費扱いです。しかし子供の矯正費用は、自費ではありますが医療費控除の対象となります。残念ながら大人が歯並びを綺麗にするためだけの審美目的の矯正治療は対象になりません。

インビザラインで出っ歯になる?

治療をしたのに出っ歯になるなんてありえないことですが、ちゃんとした知識がなく、治療計画を立てずに進めていった場合、出っ歯になる可能性は十分にあります

しかしそれは、インビザラインに限ったことではありません。ワイヤー矯正でも同じです。抜歯や歯を削ったり歯の移動が必要な症例にも関わらず怠った場合、歯のガタガタだけを治そうとすると前歯が前に出ます。

しっかりと診断できる先生、医院選びが大切になってきます。

前述の通り、過去には「インビザラインでは出っ歯は治せない」と言われていた時期があったことは事実です。

しかし現在では世界的な症例データが増え、その治療法がしっかりと確立し知識も広まってきたために、インビザラインでも出っ歯は治すことが可能となりました。

歯の状態によっては他の矯正法の方が適している場合もありますので、矯正治療に詳しい歯科医師と相談し、ご自身に合った歯科医院選びをすることが大切です。

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この記事の監修医

大前正範 先生

おおまえまさのり

北歯科医院 院長

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