クリアコレクトって何?矯正方法と特徴について
この記事の監修医: 神田 浩之

マウスピース矯正なのにフィット感も抜群。クリアコレクトを利用した矯正

矯正と言えば、金属のワイヤーが目立って恥ずかしい。そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。目立つから矯正をしたくないって方は必見なのがクリアコレクトです。クリアコレクトは透明なマウスピースを使用した矯正なので、装着していても目立ちません。さらに独自マウスピース作成時のカットデザインを使用したマウスピースはフィット感も抜群です。見た目や装着時の違和感を気にせず矯正できるクリアコレクトについて解説していきます。

クリアコレクトって何?矯正方法と特徴について

クリアコレクトって何?矯正方法と特徴について (引用元:https://makino-ortho.com/archives/5072)

クリアコレクトの矯正方法と流れについて

通常の歯科矯正は歯科医師が患者さんの歯面にブラケットと呼ばれるアタッチメント(セラミック、プラスチック、金属製のものがある)を取り付け、ワイヤーでブラケット同士をつなぎ引っ張って矯正治療を進めていきます。クリアコレクトでは金属は一切使用せず透明なマウスピースを装着して矯正治療を進めていきます。クリアコレクトを用いた場合の流れについて解説していきます。

診査診断

レントゲン撮影、口腔内写真、専用の器具を用いた衛生士による口腔内チェックを行います。審査結果から歯科医師がクリアコレクトを適用できる歯並びか判断します。

口腔内のスキャニング

クリアコレクトが適用となった場合、専用の口腔内カメラで口腔内をスキャニングします。スキャニング下データと診査結果から、歯並びをどのように動かすか歯科医師が治療計画を決定していきます。治療計画を使用して歯科医師からクリアコレクトを用いた、マウスピース矯正に関する金額や期間に関する説明があります。

歯科医院によっては、タブレットやスマホ上にデジタル画像で治療計画や歯列イメージ画像をブラウザー上で患者さんと共有しながら説明があります。矯正後の歯列のシミュレーションや現在の歯列の状況を見ることが出来るため、モチベーションにつながります。

マウスピース治療開始

金額や期間の説明に同意したら、実際にマウスピースの作成を行っていきます。マウスピース作成は約2~3週間程度です。マウスピース完成後はクリニックで矯正に関する注意点などの説明を受けてマウスピース矯正が開始されます。

リテーナー(後戻りの防止)

歯並びの矯正が終了した後は、リテーナー装着期間に移行します。約2年~2年半リテーナーを装着します。リテーナーは装着1年間、マウスピース同様常に装着します。1年以降は夜間だけの装着でも問題ない場合があります。リテーナーの装着期間や時間は元々の歯並びによって左右されるため歯科医師に確認が必要です。

矯正治療を終えて、リテーナーを装着しなかった場合、後戻り(矯正した歯が元の位置に戻ってしまう)が生じてしまいます。

クリアコレクトの特徴について

クリアコレクトは歯科インプラントの全世界的リーディングカンパニーであるストローマン社のグループ会社です。既に全世界で数万人以上の歯科医師がクリアコレクトを利用しています。矯正が日本より一般的である米国では、インビザラインに次いでマウスピース矯正のシェアは第2位です。ノウハウを蓄積しているため、メーカーから歯科医院へのサポート体制も充実しています。

また、独自のカット技術を用いたマウスピースを使用することで、マウスピース特有の違和感が少なく、見た目もきれいで満足度が高いのが特徴です。

他にもマウスピース矯正のため、通院回数が少なく、費用が通常の矯正に比べて負担が少ないのも特徴の一つです。

独自マウスピース作成時のカットデザイン

クリアコレクトで採用している独自マウスピース作成時のカットデザイン(トリムライン)は厚さ「0.762mm」のポリウレタン素材で作成され、歯頚ラインから2mm低位でカットされたストレートな形状が特徴です。

この厚さ2㎜のトリムライン採用することで、通常のトリムラインで作られたマウスピースに比べ保持性に優れており、フィット感と見た目がキレイです。マウスピース装着時特有の違和感が少ないため矯正中のストレスもあまりかかりません。

もちろん、マウスピースを使用した矯正のメリットである取り外しも可能です。マウスピースを外して食事やブラッシングを行うことができます。

費用が抑えられる

ワイヤー矯正の場合、歯科医師が直接矯正装置を患者さんに取り付け、通院するたびに微調整を行うため、チェアタイムが長いです。歯科医師の手間がかかるため、その分ワイヤー矯正は高額です。クリアコレクトはマウスピースをアメリカの工場で作成するので歯科医師の手間がかからないため、費用を比較的抑えることができます。

負担が少ない

ワイヤーの調整がないため通常の矯正に比べ通院回数が少なく済み、時間的な負担が少ない矯正です。

1~2週間ごとにマウスピースを取り換え、少量ずつ歯を動かしていきます。ワイヤー矯正に比べ歯に対するストレスや痛みが少ない矯正方法です。

金属を一切使用しないため、金属アレルギーをお持ちの方でも矯正治療を始めることができます。

歯科医師ごとの力量に左右されない

ワイヤー矯正は歯科医師のワイヤー調整の細かな技術に左右されてしまいますが、クリアコレクトはアメリカの工場から送られてきたマウスピースを使用するため、歯科医師の技術に左右されることはありません。

初めてクリアコレクトを使用する歯科医師や不安な症例がある場合には、クリアコレクト社のサポートを受けることができます。歯科医院ごとの技術差が生じないため、クリアコレクトを行っている歯科医院を選べば、一定基準の矯正治療を受けることができます。

マウスピースの自己管理が必須

自分で好きなときに取り外しができるため、指示通りにマウスピースを使用しないと歯が動きません。

歯が計画通りに動かないとマウスピースが合わなくなり、再発注のための型取りや追加費用、期間超過の可能性があるため、装着時間や交換スケジュールの自己管理が必須です。

慣れるまで喋りにくい

マウスピースが歯を覆う設計のため、装置に慣れるまでの2〜3週間は喋りにくさを感じることがありますが、人間の脳は学習するためマウスピースが入った状態で喋ることにも3週間ほどで慣れて、ほとんどいつも通りに喋れるようになります。

ただし、喋ることを仕事にされている方はマウスピースを着けることで支障が出る可能性があるため検討が必要です。

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クリアコレクトに向いている歯並びとは?

クリアコレクトに向いている歯並びとは?

適応症例について

軽度歯並びのガタつきに対する矯正に向いています。前歯部の空隙や叢生、軽度な受け口、出っ歯などに対しては有効です。また、以前矯正治療を行っていたが、途中離脱してしまった、後戻りしてしまい軽微な矯正を行いたい際も適用となる場合があります。

口腔内全体を大きく動かす矯正には向いていません。前歯部だけでなく、奥歯も歯列を整えたい場合、適応とならない場合があります。

適応外の症例がある

歯並びが悪い原因は上下顎の骨の大きさのバランスや位置に問題がある骨格性のものと歯が生える位置に問題があるものに分けられ、上下顎の骨のバランスが違い過ぎるなどの重症例は適応外となります。

クリアコレクト使用中の注意点

クリアコレクト使用中の注意点

マウスピース矯正は取り外しができるのがメリットですが、その分患者さんで管理しなければならない部分も多いです。矯正治療を失敗せず終了するための注意点について解説します。

装着時間を守りましょう

1日22時間以上の装着が推奨されています。長時間外したままだと、後戻りや矯正が進まない原因になります。

ブラッシングは矯正中も丁寧に行いましょう

日々のブラッシングやデンタルフロスはマウスピースを取り外して念入りに行いましょう。マウスピース矯正中もむし歯になる可能性はあります。むし歯になった場合には応急処置のみ行い、マウスピース矯正が終了してから本格的な治療を行います。

マウスピースの保管は専用ケースを使用しましょう

専用のマウスピースケースでの保管を行いましょう。ほこりがたまって不衛生になると、装着を辞めてしまう原因となります。うっかり破損してしまった場合、新たなマウスピースの作成にはお金がかかります。

クリアコレクトはアメリカの工場で作成しているため、再作成して発送までマウスピースを装着しない期間が数週間あった場合には後戻りしてしまうことがあります。

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クリアコレクト

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この記事の監修医

神田 浩之 先生

かんだひろゆき

カンダデンタル・けやきウォーク 院長

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